[2021_12_12_01]玄海原発工事で作業員2人負傷 クレーンから鉄筋落下(佐賀新聞2021年12月12日)
 
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玄海原発工事で作業員2人負傷 クレーンから鉄筋落下

 九州電力は11日、玄海原発(東松浦郡玄海町)構内の工事現場で鉄筋が高さ約4メートルから落下し、請負会社の作業員2人が負傷する事故があったと発表した。2人とも病院に搬送され、いずれも軽傷だった。
 九電によると、事故は緊急時対策棟設置工事の現場で起きた。11日午前11時ごろ、格子状に組んだ鉄筋をクレーンでつり上げていたところ、このうちの1本が落下し、作業員の40代男性と20代男性に当たった。鉄筋は直径38ミリ、長さ約10メートル、重さ約90キロという。40代男性は背中を打ち、11日中に退院。20代男性は頸椎捻挫で入院している。
 玄海原発の構内では2019年以降、火災やぼやが相次ぎ、21年1月には請負会社社員が負傷する事故も起きている。九電は「深く反省している。原因究明を行い、原因を踏まえた再発防止策を徹底していきたい」とコメントした。(円田浩二)
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