[2021_03_21_09]宮城 震度5強 M6.9 一時津波注意報(東奥日報2021年3月21日)
 
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 20日午後6時9分ごろ、宮城県で最大震度5強の地震があった。気象庁によると、震源地は宮城県沖(牡鹿半島の北東20キロ付近)で震源の深さは59キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6.9と推定され、東日本大震災の余震とみられる。宮城、岩手両県で計7人がけがをした。東北新幹線が上下線で運転を見合わせるなど交通網にも影響が出た。県内では八戸市、七戸町など6市町で震度4、青森市、十和田市、三沢市など17市町村で震度3を観測した。
 気象庁は一時、宮城県に津波注意報を発表したが、明確な津波は観測されなかった。同県亘理町など県内の沿岸5市町の計約1万1千人に避難指示が出され、その後、全て解除された。
 気象庁は臨時記者会見で揺れが強かった地域では今後1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意が必要と呼び掛けた。
 JR東日本によると、東北新幹線のほか、山形や秋田の各新幹線で運転見合わせなどの影響が出た。東日本高速道などによると、東北自動車道、三陸沿岸道、磐越自動車道、山形自動車道などの一部が通行止めとなった。
 東北電力女川原発(宮城県)、東京電力福島第1原発(福島県)と第2原発(同)などに異常は確認されていない。
 総務省消防庁は緊急地震速報を発表。政府は首相官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置した。
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