[2023_10_03_02]処理水、2回目放出準備始める 福島第1原発、海水で薄め水槽に(福島民友2023年10月3日)
 
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処理水、2回目放出準備始める 福島第1原発、海水で薄め水槽に

 11時10分
 東京電力は3日、福島第1原発で発生する処理水の2回目の海洋放出に向けて本格的な準備を始めた。処理水約1トンを海水約1200トンで薄めて貯留用の水槽にためている。放射性物質トリチウム濃度が放出基準の1リットル当たり1500ベクレルを下回っていることが確認されれば、5日に海洋放出が再び始まる。
 2回目の放出では、初回と同じ約7800トンを約17日間かけて海に流す。3日に希釈した処理水を採取してトリチウム濃度を分析する。分析結果は4日夕に公表する予定。
 東電は処理水に含まれるトリチウムを、国の基準(1リットル当たり6万ベクレル)の40分の1に当たる同1500ベクレル未満になるまで海水で薄めた上で、海に放出する計画をたてている。本年度は約3万1200トンを計4回に分けて海に流す予定。初回は8月24日から9月11日に放出され、周辺海域などでトリチウム濃度に異常は確認されなかった。
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