[2022_02_18_01]仏EDFに政府が2750億円注入へ、価格統制や原子炉停止で財務悪化(ブルームバーグ2022年2月18日)
 
参照元
仏EDFに政府が2750億円注入へ、価格統制や原子炉停止で財務悪化

 (ブルームバーグ): フランス政府は、フランス電力公社(EDF)に約21億ユーロ(約2750億円)を注入する。EDFの財務は原子炉の一部停止や政府による電力料金の上限設定によって悪化している。
 EDFによれば、原子炉の改修や保守作業で今年の原発発電量は30年ぶりの低水準に落ち込む見通し。これに加え、4月の大統領選で再選を狙うマクロン大統領が、エネルギー価格の高騰から家計や企業を保護するため大幅な割引価格で電力供給を増やすよう求め、同社はいっそう苦しい状況に追い込まれた。同社の今年の中核利益は最大で70%減少する可能性がある。
 今年のEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は政府の電力価格方針によって約80億ユーロ、発電量の減少によって110億ユーロそれぞれ押し下げられる見通しだ。
 原題:France to Inject $2.4 Billion Into EDF With Profit Set to Slump(抜粋)

(c)2022 Bloomberg L.P.

KEY_WORD:海外_: