[2022_01_28_05]汚染水1日当たり150トン 福島第1原発、21年1年間の発生量(福島民友2022年1月28日)
 
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汚染水1日当たり150トン 福島第1原発、21年1年間の発生量

 東京電力は27日、福島第1原発で2021年に発生した汚染水の量が、1日当たり150トンだったと発表した。20年の発生量と比べると、1日当たり10トン程度増加している。
 東電は第1原発で観測された降水量が年間1697ミリで、原発事故後最多だったことなどが原因とみている。
 政府の廃炉に向けた工程表「中長期ロードマップ」では、1日当たりの汚染水発生量を25年内に100トン以下とすることを目標にしている。東電は「建屋への雨水流入を防ぐなど低減対策を続けていく」としている。
 汚染水が増えると、汚染水を多核種除去設備(ALPS)で浄化して貯蔵する「処理水」の量も増える。会見した小野明福島第1廃炉推進カンパニー最高責任者は「どうしても発生量がすぐにゼロにとはいかない。ALPSで処理し、最終処分を考える必要がある」と述べた。
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