[2024_07_24_07]東海第二原発防潮堤基礎の欠陥工事の内容がとてつもなく大きい 内部告発がなければこの問題が闇に葬られていた 欠陥工事内容の一部しか公表せず欠陥工事の全容がつかめない 7/24(水)原子力規制委員会へ申入れ とめよう!東海第二原発首都圏連絡会(たんぽぽ2024年7月24日)
 
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東海第二原発防潮堤基礎の欠陥工事の内容がとてつもなく大きい 内部告発がなければこの問題が闇に葬られていた 欠陥工事内容の一部しか公表せず欠陥工事の全容がつかめない 7/24(水)原子力規制委員会へ申入れ とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

 04:00
 2024年7月24日
 原子力規制委員会委員長 山中伸介 様

 原子力規制委員会への申入れ(東海第二原発防潮堤欠陥工事について)
 貴職におかれましては原子力規制委員会の長としてご奮闘のことと拝察申し上げます
 さて、東海第二原発取水口部防潮堤基礎の欠陥工事(施工不良という域を越えている)については、日本原子力発電株式会社(以下日本原電と称す)より、2月7日付「設計および工事の変更認可申請の一部補正」が提出されました。
 その後、規制庁と日本原電の間でヒアリングが重ねられ、3月26日開催の第1240回審査会合と6月18日開催の第1259回審査会合で議論されました。

 この審査会合には、当会の会員4名が傍聴しております。2回の審査会合を傍聴した感想としては、規制庁職員が具体的な指摘をしているにもかかわらず、何か日本原電はそのことを理解できないで、ピントがずれている感じがしました。

 今回の欠陥工事の大きな問題点は、欠陥工事の内容がとてつもなく大きいこと。
 内部告発がなければこの問題が闇に葬られていたこと、欠陥工事内容の一部しか公表せず欠陥工事の全容がつかめなかった事であります。
 不良内容の全容がつかめないことに対しては、2回の審査会合で規制庁職員も指摘していました。

 更に、今回も日本原電の隠蔽体質が変わっていないと言わざるを得ません。
 北基礎の鉄筋高止まり(A北4鉄筋籠)は、実は2023年の3月に発生していたのですが、公表は7か月後の10月16日でした。
 それも共産党が10月16日に記者会見すると発表したとたんに、日本原電も10月16日に公表したのであります。

 最終的には第1259回審査会合で、「基礎の作り直しを含めた設計の見直し」を日本原電に要求し、このことについて日本原電は、7月中旬までに検討し回答することを約した。
 更に、6月28日、日本原電は、規制庁と面談し「地中連続壁部を鋼製防護壁を支持する構造としては使用しない設計に変更するので、回答の時期を見極めたい」との事を規制庁として了解したとの事。

具体的に下記の内容を原子力規制委員会に申し入れます。

1)放水口部の地中連続壁に欠陥が無いか日本原電に詳細検査を実施させる事
2)今後の規制業務については、原子力に対する確かな規制を通じて、人と環境を守ることが原子力規制委員会の使命である。との組織理念に恥じることの無いよう委員長以下全職員が全力で当たること。
3)全職員が常に「人と環境を守る」ことを念頭に置き、勇気をだして行動すること。
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