[2023_01_16_05]放射性廃棄物ずさん管理 東海再処理施設 改善に361億円 原子力機構試算 /茨城(毎日新聞2023年1月16日)
 
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放射性廃棄物ずさん管理 東海再処理施設 改善に361億円 原子力機構試算 /茨城

 日本原子力研究開発機構東海再処理施設(東海村、廃止措置中)で、過去に発生した放射性廃棄物入りの容器がプール内に無秩序な状態で保管され、状況改善に361億円かかると機構が試算したことが分かった。遠隔操作で容器を取り出す装置や貯蔵施設の新設費用を算出した。
 機構は、取り出し方法次第で費用は抑えられるとしているが、国費から支出される。整然と保管していれば必要なかった作業に余分な費用がかかることになり、ずさんな管理のつけが国民負担となる。
 この廃棄物は、原発の使用済み核燃料に使われた被覆管という金属の破片などで「TRU廃棄物」と呼ばれる。再処理の過程で廃棄物となった。こうした金属は放射線を出すようになっており、容器表面の線量は毎時数シーベルトと非常に高い。(後略)
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