[2025_09_20_04]南海トラフ地震の事前避難者数、再び訂正 50万5000人に 内閣府(日経新聞2025年9月20日)
 
参照元
南海トラフ地震の事前避難者数、再び訂正 50万5000人に 内閣府

 00:14
 内閣府は19日、南海トラフ地震臨時情報のうち最も警戒レベルが高い「巨大地震警戒」が出た際、津波に備え自治体が1週間の避難を求める「事前避難者数」の推計を再訂正した。16都県129自治体の計約51万6千人としていたが、静岡や高知など11県分の修正申告を反映し、15都県128自治体の計約50万5千人に変更した。

 地震に伴う津波の到達予想を踏まえ、各自治体は自らの判断で「事前避難対象地域」に指定する。全住民を対象とするか、高齢者や障害者ら「要配慮者」だけを対象にするかの2種類がある。
 修正申告の内容は「全住民を対象に指定した自治体があると報告していたが、実際にはなかった」(滋賀)など。訂正の結果、全住民対象地域は約1万2400人増の約25万7700人、要配慮者対象地域は約2万3300人減の約24万7600人となった。
 内閣府の担当者は「自治体に対する制度周知に課題があり、誤った集計となってしまった。理解促進に努めたい」としている。

 内閣府は先月22日にも、大分県の数字に誤りがあったとして事前避難者数の推計を訂正した。〔共同〕
KEY_WORD:南海トラフ巨大地震_: