[2024_09_20_01]再処理工場の審査 「独立した視点で」 規制委就任の長崎氏(東奥日報2024年9月20日)
 
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再処理工場の審査 「独立した視点で」 規制委就任の長崎氏

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 原子力規制委員会の委員に就任した山岡耕春氏と長崎晋也氏が19日に記者会見した。地震や津波対策を担当する山岡氏は「科学に正直、自然に誠実に向き合い原子力規制に取り組む」と抱負を語った。
 再稼働に向けた審査が長期化している北海道電力泊原発(北海道泊村)などについて「できるだけ早く現地を視察したい。どういう場所にどういう原発があるのか見なければ、安心して審査できない」と述べた。

 核燃料サイクル施設などを担当する長崎氏は「経験と知識をアップデートしながら、法と科学、技術に基づいて職務を全うする」と意気込みを語った。日本原燃が建設中の使用済み核燃料再処理工場(六ヶ所村)を巡っては「中立かつ独立した視点でしっかり審査する」と述べた。

 山岡氏は名古屋大地震火山研究センター長や日本地震学会長などを歴任した。長崎氏は四国電力、東京大大学院教授などを経て2012年からカナダ・マクマスター大教授を務めた。

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