[2024_09_18_03]上関町9月定例議会 中間貯蔵施設に関する質問相次ぐ(NHK2024年9月18日)
 
参照元
上関町9月定例議会 中間貯蔵施設に関する質問相次ぐ

 16:07
 上関町で使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設に向けた調査が進む中、18日の9月定例議会では施設に関する質問が相次ぎました。

 中国電力は、上関町で使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設の建設に向けた文献調査やボーリング調査を行っていて、施設の建設が地質的に可能かどうか確認を進めています。
 18日は上関町で9月定例議会の一般質問が行われ、議員から「中間貯蔵といっても、結果的に永久貯蔵せざるをえない状況になるのではないか」という質問が出されました。
 これに対し西哲夫町長は「永久貯蔵にはならないと思っている。新たな搬出先の確保や最終処分についても国において引き続き議論されていくものと考えている」と述べました。

 また、別の議員からは「町長は3月議会で住民説明会を早い段階で実施したいと言っていたが、調査の受け入れから1年以上経過しても開かれていないのはなぜか」と問われたのに対して、「あくまでも調査が終了し、説明できる段階が前提だ。現在は調査段階で貯蔵規模など内容によっては答えられない場合もあるため、状況を見ながら実施していく」と答えました。
 9月定例議会には上関原子力発電所の建設計画や、中間貯蔵施設の建設に向けた調査に伴う交付金などを財源にした一般会計の総額2億5600万円余りの補正予算案などが提出されていて、19日の最終日に採決が行われます。
KEY_WORD:中国電力_上関町_中間貯蔵_検討_: