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[2025_06_11_03]「信じてください」と言うから後を託したのに…「再稼働容認」に村上達也前村長は静かに怒る「裏切りです」(東京新聞2025年6月11日) | ![]() |
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06:00 茨城県東海村の山田修村長(64)が10日、今秋の村長選への出馬表明と合わせ、日本原子力発電(原電)東海第2原発の再稼働を認める姿勢を明確にした。このタイミングで「容認」した狙いは何か、原発は村に必要なのか。村長時代に、核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCO)」の臨界事故と東日本大震災を経験し、現在は反原発の立場で活動する村上達也さん(82)に聞いた。(聞き手・酒井健) ◆「避難計画が必要な施設 あって良いのか」 ──山田村長の再稼働容認をどう受け取ったか。 山田修・東海村長について語る前村長の村上達也さん=茨城県東海村で(酒井健撮影) 今回の表明は、再稼働への地ならしだと思う。(施工不良が見つかった)防潮堤など事故対策工事が来年12月に完成したら、原電はすぐにでも再稼働したいだろう。目の前に迫る再稼働ならば、村長選で容認の姿勢をはっきりと示して当選すれば、村民の支持も得たことになると考えたのでは。しかし、村民の総意と見なすには、投票率がどれぐらいかなどの問題もある。 ──周辺には、広域避難計画が策定できていない市町もある。 そもそも、避難計画を作らなければならない施設なんて、あって良いのだろうか。地震や津波などの自然災害は別として、逃げる計画が必要な人工の施設というものは、発想自体がおかしいのではと思う。(原発の周辺で暮らすのに)命を懸けているということは、住民も知っておいたほうが良い。 ◆「村を東京の電力供給基地として見てもらいたくない」 ──「村と原子力」の関係はどうあるべきと考えるか。 私が村長だった頃に「東海3号機」の建設計画があった。でも、この狭くて人口の多い村に3号機を造る場所があるか。原電は「海に造る」と言ったが、私は無理だと...(後略) |
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