[2025_06_20_08]三菱重工・日立…「日の丸風車」撤退の代償 逆風やまぬ洋上風力 TSMC式に再起託す(日経ビジネス2025年6月20日)
 
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三菱重工・日立…「日の丸風車」撤退の代償 逆風やまぬ洋上風力 TSMC式に再起託す

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この記事の3つのポイント

1.三菱商事が2月に洋上風力発電の事業見直しを表明
2.日の丸風車が撤退し、輸入に頼る構造もコスト高に
3.供給網再構築に向け、政府は海外大手の生産誘致へ

 「地元が一丸となって取り組んでいたのに、突然見直すと言われても。それはないだろうと思う」
 三菱商事が2025年2月に大規模な洋上風力発電事業の着工先送りを決めた千葉県銚子市。地元の建設関係者は困惑を隠さない。
 地元の漁協と商工会議所、銚子市は、完成後の風車のメンテナンスなどを担う銚子協同事業オフショアウインドサービス(シーコース)を設立。要員確保に向けて24年度から地元高校生のインターンシップを実施し、25年度から新卒採用を始める計画を立てていた。

 さらに千葉県と銚子市は約48億円を投じ、メンテナンスの拠点となる名洗港(同市)の改修工事を進めている。県と市によると、両者はすでに計6億円以上を支出済みで、はしごを外された格好だ。

政府公募案件はすべて未建設
(後略)
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