[2025_06_25_06]東京電力 柏崎刈羽原発6号機の再稼働優先を決定と発表(NHK2025年6月25日)
 
参照元
東京電力 柏崎刈羽原発6号機の再稼働優先を決定と発表

 13:09
 新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所について、東京電力は先行して準備を進めてきた7号機に代わり、6号機の再稼働を優先することを決めたと正式に発表しました。早期の再稼働を目指してきた7号機は、テロ対策施設が完成するまで、4年程度、運転できなくなる見込みです。
 柏崎刈羽原発をめぐって、東京電力は国の審査に合格した6号機と7号機のうち、準備が先行する7号機について、テロ対策施設が完成していないために運転できなくなることし10月までに、地元の同意を得て再稼働させることを目指してきました。
 しかし新潟県の花角知事は、県民の意見を聞く「公聴会」が終わることし8月末以降に再稼働の是非を判断する見通しで、東京電力がことし10月までに地元の同意を得て、7号機を再稼働させるのは難しくなっています。
 一方、6号機はテロ対策施設の設置期限まで4年程度の余裕があるほか、今月21日、原子炉に核燃料を入れる作業が終わるなど、再稼働に向けた準備も進んでいます。
 こうしたことから柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は、25日の記者会見で7号機に代わり、6号機の再稼働を優先することを決めたと正式に発表しました。
 7号機については当面、再稼働に向けた作業や検査は行わない方針で、テロ対策施設が完成するまで4年程度、運転できなくなる見込みです。
 東京電力は今後、7号機の原子炉に入っている核燃料を取り出し、燃料プールに戻すことも検討するとしています。
 稲垣所長は「6号機にリソースを集中させ、設備の健全性の確認など再稼働に向けた準備を進めていきたい」と話していました
KEY_WORD:KASHIWA_: