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玄海原発4号機 定期検査中に弁の不具合 原子炉起動を延期
　22:37
　九州電力は、定期検査中の玄海原子力発電所4号機で検査で使用した弁の1つに不具合が起きたとして、30日予定していた原子炉の起動を延期すると発表しました。

　環境などへの影響はないということです。
　佐賀県玄海町にある玄海原発4号機はことし7月から運転を停止して定期検査が行われていて、30日、原子炉を起動して来月2日に発電を再開する予定でした。

　しかし、九州電力によりますと、28日、「主蒸気系統」と呼ばれる、タービンに蒸気を送る系統の検査を行う際、検査で使っていた4つの弁のうち1つから蒸気が漏れる不具合が起きたということです。
　このため九州電力は、弁の点検を行う必要があるとして、30日予定していた原子炉の起動を延期することを決めました。

　この不具合による環境への影響などはないということです。
　玄海原発ではことし6月、3号機の定期検査でも原子炉を起動する予定日の前日に今回と同じように検査で使用した弁の1つから蒸気が漏れる不具合が起き、発電の再開が予定よりも9日遅れました。

　これを受けて4号機では部品の一部を取り替えるなど対策を取っていましたが、同じ不具合が起きたということです。
　九州電力は「引き続き、安全確保を最優先に一つひとつの工程を慎重に実施してまいります」とコメントしています。