[2025_11_07_03]東通原発「基準津波」再評価 最大12.4mでおおむね了承(NHK2025年11月7日)
 
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東通原発「基準津波」再評価 最大12.4mでおおむね了承

 17:21
 東通村にある東通原子力発電所の再稼働に向けた審査で、東北電力は7日、敷地の一部のかさ上げを踏まえて想定される津波の高さを最大12.4メートルとする再評価の結果を報告し、規制側はこれをおおむね了承しました。

 再稼働に向けた審査が続く東通原発の津波対策をめぐり、東北電力は敷地の一部をかさ上げしたうえで、到達するおそれがある津波の高さ、「基準津波」について、これまでの想定を見直す方針を示していました。
 これについて東北電力は7日の審査会合で、いずれも最大で、敷地の東側は11.2メートル、かさ上げをする北側は12.1メートル、南側は12.4メートルとする津波の想定を示しました。
 東通原発の敷地は東側が海抜13メートル、かさ上げをすると北側と南側は海抜17メートルのため、最大クラスの津波が発生しても敷地の高さは超えない想定です。
 規制側からは資料の記載方法の修正を求める指摘が出ましたが、津波の高さを再評価した結果には異論が出ず、おおむね了承されました。
 再稼働の前提となる安全対策工事の完了時期について、東北電力は再来年3月ごろに公表するとしています。
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