[2025_07_07_03]東京電力 福島第一原発保管の燃料一部を中間貯蔵施設に搬入(NHK2025年7月7日)
 
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東京電力 福島第一原発保管の燃料一部を中間貯蔵施設に搬入

 17:40
 東京電力は、福島第一原子力発電所で保管されている使用済み核燃料の一部を青森県にある使用済み核燃料の中間貯蔵施設に、運び入れる計画を明らかにしました。
 東京電力の小早川智明社長は、7日、青森県の宮下知事と面会し、青森県むつ市で去年事業を開始した使用済み核燃料の中間貯蔵施設の中長期的な利用計画を初めて説明しました。
 この中で小早川社長は、すでに貯蔵が始まっている新潟県の柏崎刈羽原発の使用済み核燃料に加え、福島第一原発の6基のうち重大事故に至っていない5号機と6号機や、福島第二原発などからも使用済み核燃料を運び入れる計画を明らかにしました。
 これは、2011年の原発事故以前に県と東京電力などが結んだ協定に基づく計画だとしていて、搬入時期は未定だとしています。
 一方、1号機から4号機の使用済み核燃料については、事故の際に、冷却のため海水を使ったことなどを理由に、中間貯蔵施設への搬入や再処理が可能か、技術的な検討を行うとしました。
 面会後、小早川社長は、「5号機や6号機などの核燃料は、一般の原発と同じように健全な状態で保管されており、中間貯蔵や再処理が可能なため計画に入れた」と話していました。
 宮下知事は「原子力規制庁の審査を受けて安全性が確認されることが前提だ。1号機から4号機からの搬入についてはないと思う」と話していました。
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