| [2026_01_25_03]再稼働した柏崎刈羽原発で何が起こったか?不具合は直前にも…たった1日で“追い込まれた”運転停止(新潟日報2026年1月25日) |
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13:00 東京電力柏崎刈羽原発6号機は、再稼働からわずか1日で運転停止に追い込まれた。東電は不具合のあった設備の部品をメーカーに持ち込んで原因を調べるが、どれくらい時間がかかるかは「見通せない」とする。2月26日に計画する営業運転の開始がずれ込む可能性も出てきた。再稼働前後の動きを振り返る。 制御棒を動かす装置=柏崎刈羽原発(2016年撮影) 【図】制御棒トラブルのイメージ 1月21日午後7時2分。6号機をコントロールする中央制御室で、運転員がボタンを押した。制御棒の引き抜き作業が始まり、2012年から停止が続いてきた原子炉が起動した。 原子炉のブレーキ機能を担う制御棒を引き抜くと、燃料の核分裂が活発化する。午後8時28分、原子炉内は核分裂が連続する臨界の状態に達した。 6号機の制御棒は205本。引き抜き作業は、 あらかじめ設定されたグループ単位で進められ、序盤は同時に26本ずつ、その後は本数を変えて引き抜いていく工程が組まれた。 順調に進んでいたとみられた22日午前0時28分。原子炉起動から約5時間半後に警報が鳴り、ある1本の制御棒につながる制御盤で異常を示した。初めの2グループ計52本の作業を終え、次の26本に取りかかり出力をさらに上げていく中での出来事だった。 東電は22日夜に開いた記者会見で、制御盤の警報が作動する不具合が再稼働前にも起きていたことを明らかにした。東電によると、14日に行った定例試験で警報が作動。その際は部品交換で解消されたが、今回は部品を交換しても状況が変わらなかった。 東電は、長期間停止していた機械を動かすため、不具合の発生はあり得ると強調する。だが、この装置では停止中も動作確認を繰り返し、不具合も生じていただけに、準備が万全だったと言えるのか疑問も残る。 そもそも6号機では当初、20日の再稼働を計画したが、直前の17日に制御棒操作に関わる別の警報システムの設定ミスが発覚。再稼働を1日遅らせたばかりだった。 22日の会見で原発の稲垣武之所長は「停止は私自身が判断した」と強調したが、最重要の設備回りでの不具合が頻発しただけに、実際は停止せざるを得ない状況に追い込まれた格好だ。23日午前0時3分、全ての制御棒が再び挿入され、6号機は停止した。 原因が不明のままでは、再び原子炉を起動することができない。部品の不良以外の要因が判明するなどした場合は、停止が長期化する可能性がある。 |
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