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村長「あってはならない」 東北電、東通村に不正陳謝
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　東北電力東通原発で侵入監視装置の性能試験記録の不正行為があったことについて、同社の小笠原和徳東通原発所長が20日、東通村役場を訪れ畑中稔朗村長に陳謝した。畑中村長は「あってはならないこと。耳を疑うような話で信じ難い」と疑問を呈した。

　小笠原所長は冒頭、「このような事案が発生したことを重く受け止めている。地域の皆さまに心配と不安をかけたことを深くおわびする」と謝罪。原子力規制委員会が東通原発に「不正」と見なした内容について説明した。
　畑中村長は、同社の担当者が意図的に不正な検査記録を作成していた事案を、組織として発見できなかったことを問題視。「信頼関係を築くのは時間がかかるが、失うのは一瞬。再発防止に社を挙げて取り組んでほしい」と求めた。
　同日、東北電は県担当者にも不正の概要を説明。県原子力安全対策課は「内容をしっかり精査した上で今後の対応を検討する」とした。　　（畑山佳奈子）