[2025_09_13_03]寿都町長選挙 “核のごみ”調査反対の大串伸吾氏が立候補表明(NHK2025年9月13日)
 
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寿都町長選挙 “核のごみ”調査反対の大串伸吾氏が立候補表明

 17:52
 いわゆる「核のごみ」の最終処分地の選定に向けて調査が行われてきた後志の寿都町の町長選挙に、調査に反対する町議会議員の大串伸吾氏が立候補する意向を表明しました。

 高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分地の選定をめぐり、寿都町では神恵内村とともに第1段階の文献調査が行われ、去年、次の概要調査に進むことができるとした報告書が出されています。
 寿都町議会議員の大串氏は13日、町内で会見を開き、「寿都町では概要調査に進むことなく、調査そのものをストップし、町内のわだかまりや分断を乗り越える仕組み作りや具体策を展開して、住民の共創によるまちづくりを体現したい。また、全国的な議論を展開し、調査を終えた自治体がまちづくりに専念できる支援策を政府に要求していく」と述べ、来月の町長選挙に立候補する意向を表明しました。

 大串氏は新潟市出身の41歳。

 2017年に寿都町役場に入り、産業振興課水産係の職員を務めたあと、漁業者などを経て、おととしの町議会議員選挙で初当選しました。
 寿都町長選挙には、これまでに調査の受け入れを決めた現職の片岡春雄氏(76)が立候補する意向を表明しています。

 寿都町長選挙は来月23日に告示され、28日に投票が行われます。
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