[2025_09_12_02]東電・柏崎刈羽6号機、ガスタービン発電機が自動停止 試運転中に(日経新聞2025年9月12日)
 
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東電・柏崎刈羽6号機、ガスタービン発電機が自動停止 試運転中に

 19:40
 東京電力ホールディングス(HD)は12日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)で再稼働を目指している6号機用のガスタービン発電機が使用できなくなったと発表した。東電が保安規定に定める「運転上の制限」から逸脱したことになり、原子力規制委員会に報告するとともに速やかな復旧を目指す。

 ガスタービン発電機は事故時などに使う非常用電源で、6号機用は7号機タービン建屋の横に設置している。東電が12日午後2時1分ごろに試運転を実施したところ、3分後に自動停止して使用できないことを確認した。
 保安規定では、安全機能を確保するために常設代替交流電源設備による電源系が動作可能であることを「運転上の制限」としていて、6号機のガスタービン発電機については設置している1台が動作可能であることが求められていた。

 東電は発電機が自動停止した原因を調査するとしている。6号機は6月に燃料装荷をして再稼働に向けた準備を進めているが、制御棒の駆動機構にも不具合が出ていて原因を探っている。
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