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弁半開きで圧力上昇 再処理工場・排風機故障
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　日本原燃は11日、六ヶ所村の再処理工場高レベル廃液ガラス固化建屋（放射線管理区域内）で5月に起きた排風磯故障について、弁が半開きの状態になったことで排気の流れが悪くなり、排風機内の圧力が上昇したことが原因と明らかにした。再発防止策を講じ、6月19日に復旧した。
　故障の排風機は、放射性物質を含む廃液タンクから出る廃ガスをフィルターで浄化し、主排気筒へ送る「廃ガス処理系」の一部。排風機内の圧力上昇でローターがたわんだり、熱で膨張したりしてサイドカバーと接触。回転数が下がり、排風機が自動停止した。
　弁が半開きになった原因は特定できていないが、圧力計を増設するなどして弁の動作状況の監視体制を強化したという。故障による環境への影響はなかった。
　　　　（佐々木大輔）