[2024_06_13_01]柏崎刈羽原発7号機の検査完了 東京電力 原子炉の起動申請へ(NHK2024年6月13日)
 
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柏崎刈羽原発7号機の検査完了 東京電力 原子炉の起動申請へ

 17:57
 東京電力は再稼働を目指す柏崎刈羽原子力発電所7号機で、原子炉に核燃料を入れた状態で行っていた設備面の最終段階にあたる検査について、12日までに完了したと発表しました。
 これを受け東京電力は、今後、地元に説明を行ったうえで、原子炉を起動するための申請を原子力規制委員会に提出する方針を示しました。
 柏崎刈羽原発7号機では、再稼働に向けた検査の一環としてことし4月から原子炉に核燃料を入れた状態で原子炉を緊急停止させる設備の機能や、原子炉やそれを覆う格納容器の健全性などについて検査を進めてきました。
 こうした検査は設備面の最終段階にあたりますが、柏崎刈羽原発の稲垣武之所長が会見を開き、12日までに一連の検査が完了したと明らかにしました。
 そのうえで稲垣所長は「訓練などで緊急時の対応能力などが向上していて、原子炉を起動するにあたり、発電所は一定のレベルに達したと考えている」と述べ、今後、原子炉を起動するための申請を原子力規制委員会に提出する方針を示しました。
 原子炉の起動は検査の一環にもあたりますが、東京電力は、地元に説明を行ったうえで申請するとしていて、申請や起動の時期は未定としています。
 柏崎刈羽原発の再稼働を巡っては地元の同意が焦点になっていますが、花角知事は能登半島地震のあと、原発事故が起きた場合の避難などについて不安の声が高まっているとして、避難道路の整備などに対する国の対応を注視する考えを示しています。
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