[2024_02_10_48]2024能登半島地震の実態_志賀2号機_格納容器フィルタ付ベント装置_山崎久隆_P32(たんぽぽ2024年2月10日)
 
参照元
2024能登半島地震の実態_志賀2号機_格納容器フィルタ付ベント装置_山崎久隆_P32

 14:32
[ 動画先頭:1:04:32〜 ]
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 さらに地下にフィルタ付きベントのタンクを入れています。
 要は、先ほど言いましたように、減圧に失敗したら、どうするんですか問題の最終回答がこれです。要は圧力容器が破壊されていて、格納容器の中の圧力を抜くために、フィルター付ベントをつけています。
 フィルター付ベントというのは何かというと、中に水を溜めておいてそこに空気というか気体状の内部の圧力を抜くためのガスを送り込みます。ガスを送り込むとここで水がぶくぶこと泡がたちます。セシウムなどは水に溶けやすいということで、この中で吸収される。そうすると、廃棄塔から出ていく気体の中には放射性物質が数百分の一になって出ていくから、安全みたいなことを言うのですけれども、
 残念ながらそう簡単にいかないのは、ここから出る放射性物質がその時々の燃料の破壊の仕方によって全然変わるだろうという事が想定されてないんですね。
 危険な物質がセシウムに限るのかといえば、そんなことはないですよということ、それからもう一つは、このブクブクを一体何時間続けても、この水は沸騰しきって、無くなることはないのか。ということなんですが残念ながら、そう簡単にはいかないわけです。
 ずっとメルトダウンした燃料が発熱し続けていれ、ここに水を入れることができなければ、発熱し続けていく。それが周りの、例えばコンクリートに接触すればですね。デブリとコンクリートの間で化学反応が起きます。
 それによって何ができるかというと一酸化炭素です。大量の一酸化炭素ができて、爆発的に燃焼します。そうすると爆風がここを襲うわけです。この配管と中ですね。
 もう一つの状態は、水素が発生します。水素が発生すると、この(ベント用タンク)中に溜まるんです。そこに引火物が入ってくれば着火します。で爆発すると、すなわち地下タンクであっても爆発する可能性はあるわけです。
 そうすると、爆発すればこのタンク自身が破壊されると同時に、配管が割れてしまえば、ここから生ガスが出るわけですよ。
 そういうようなことも含めて、地震時のラインは健全なのか、とか、そういったツッコミの所満載なので、よくこんな図を山中委員長に出したなと思うのですけれど。
 要はこういうのは全部秘密事項で公表できません、フィルターベントの構造と位置は全く記述されていません。そこに山中委員長に渡した時は書いてあったんでしようね。


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