[2024_02_16_06]核燃料再処理工場で電源喪失想定した訓練 電源確保の手順確認(NHK2024年2月16日)
 
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核燃料再処理工場で電源喪失想定した訓練 電源確保の手順確認

 17:29
 六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、大地震の発生で施設の電源が喪失したという想定で訓練が行われ、事業者の日本原燃の社員たちが電源を確保するための手順を確認しました。
 六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場では毎年、冬の時期に災害を想定した訓練が行われていて、16日は日本原燃の社員10人が参加しました。
 訓練は村で震度6強の地震が発生して工場内の施設の電源がすべて喪失したという想定で行われ、まず、地震の揺れで周辺に散乱した資材や雪のかたまりを重機を使って取り除く作業を行いました。
 続いて、非常用の発電機を搭載した特殊な車両と施設の電源ケーブルをつなぐ訓練を行い、高レベル放射性廃液の冷却を行う施設などに電気を供給するための手順を確認しました。
 そして、車両内に設置された操作パネルを使って「起動開始」の合図とともに実際に発電機を動かし、正常に発電できているか確かめていました。
 訓練に参加した男性社員は「冬期という環境では、足元の凍結や寒さで手が動かせないこともあるのでこうした訓練を通じ実際に災害が発生したときは迅速かつ確実に対応し、地域の安心安全につなげていきたい」と話していました。
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