[2024_01_25_48]新潟県中越地震_余震_能登半島地震_石橋克彦_講演資料_P37(もっかい事故調_原子力資料情報室2024年1月25日)
 
参照元
新潟県中越地震_余震_能登半島地震_石橋克彦_講演資料_P37

 04:37
 (例) 2004年10月23日17時56分の新潟県中越地震(M6.8,最大震度7)

 M6.0以上の余震
 18時03分 (M6.3, 最大震度5強), 18時11分 (M6.0, 最大震度6強), 18時34分 (M6.5,最大震度6強;最大余震),その後もM6前後の余震あり

 川口町役場で観測された東西方向の最大加速度
 本震で1676 cm/s2 ,最大余震で2036 cm/s2
 (原発の解放基盤表面における地震動と直接比較できるわけではない)

 余震の考慮の方法として、例えば、
 耐震重要施設に関して,保守的に想定した余震の時刻歴波形を基準地震動の時刻歴波形に付け加えた継続時間の長い地震動を解放基盤表面に入力し,地盤・建屋連成系の時刻歴応答解析,各床における機器・配管系の時刻歴応答解析を順次おこなう。
 余震の地震動をいかに設定するかはむずかしい問題だが,CDF(炉心損傷頻度)〜10-4/年,CFF(格納容器機能喪失頻度)〜10-5/年という程度の安全目標を担保するためには,保守的には基準地震動をくり返し2回想定するというのも一案かもしれない。ただし,余震の振動モード(3成分の振幅比や周波数特性)は一般に本震と同じではない(当然ながら,地震力と組み合わせるべき運転荷重も本震と余震で異なる)。

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