[2024_01_20_05]老朽原発・関電美浜3号機再稼働現地抗議行動 「となりの若狭にいつ大地震が来るかわからん時に 老朽美浜3号機の再稼働を強行するのか?!」 稲村 守(さいなら原発・びわこネットワーク)(たんぽぽ2024年1月20日)
 
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老朽原発・関電美浜3号機再稼働現地抗議行動 「となりの若狭にいつ大地震が来るかわからん時に 老朽美浜3号機の再稼働を強行するのか?!」 稲村 守(さいなら原発・びわこネットワーク)

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◎ 2024年1月18日、正午〜 美浜原発の見える丹生地区:シーパーク出発で雨の中抗議デモ
 前日午後3時に再稼働日を発表と言う、姑息極まりない関西電力のやり方で急遽結集した関西と地元福井、そして四国・伊方原発現地の仲間40人が参加し、老朽原発うごかすな!実行委員会が呼びかけた抗議行動が展開された。

◎ 元旦のあの大地震が何ら冷めやらぬ中、「それでも、となりの若狭にいつ大地震が来るかわからん時に、老朽美浜3号機の再稼働を強行するのか?!」怒りに満ちた市民が前夜遅くに連絡を取り合い、おりしもの雨天の中、結集した。
 「何としても地震だろうと、40年越えの老朽化だろうと、原発ゴミの中間処分場が見つかってなかろうが、金もうけのためには原発再稼働しかない」この一点での関西電力の暴挙であった。

◎ 美浜原発が向かって左から1.2.3号機の順で見える対岸の丹生地区の集合場所から、抗議デモは出発した。主催した老朽原発うごかすな!実行委員会の木原壯林さんの怒りの主催者あいさつで、正午きっかりにデモ行進。これも老朽化して、誰も客の来なくなった美浜原発PR館で、男がデモ隊の撮影を行っている。
 シュプレヒコールをいったん中断し抗議しようとしたら、さっとカメラを隠してしまう。現地中の現地デモを終え、車に分乗して美浜町内の関西電力原発事業本部前に、みんなで移動する。

◎ 美浜町内最大のビルである関電原発の総本山の前で、再び木原さんの司会で抗議集会が開かれる。
 オール福井の林さん、滋賀で今週土曜日で119回目の月例デモを取り組んできた岡田啓子さんは「元旦の大地震でふぇみん・婦人民主クラブの仲間が能登半島にいるのですぐに連絡を取ったが携帯も出ない。大変な地震でその後ようやく連絡を取り合え、家族のもとに避難されたということだったが、こんな近くで平然としかも老朽原発を再稼働する関電は信じがたい。島根原発再稼働も今年予定されてるが、この地震を踏まえ地元同意撤回の運動を島根の仲間と開始している。びわ湖を守るために、命を守るために闘う」と決意表明。
 関電・榊原会長、同・森社長、原子力事業本部長と美浜発電所長宛に代表団から事業本部の建物に入り、長文の申し入れ書全文を読み上げて申し入れを行った。同時に、この本部の国道前に陣取った抗議行動参加者はトラメガを使用し、申し入れ書全文を読み上げた。

◎ 四国・伊方原発現地で闘う井出さんは、「本当は来る予定なかったけど、この地震があっても再稼働強行する関電に腹が立って夜行バスで昨夜出発してきた」と、怒りの発言。
 ノーニュークスアジアフォーラムの佐藤大介さんは「台湾民衆は原発廃炉に向かって政治選択をした。これに学べ」と発言。大阪の釜ヶ崎日雇労組・三浦副委員長も「もう原発やめよう。被曝労働をなくそう」と発言し、町内デモに出発した。
 デモ到着の美浜町庁舎前では、木原さんから「3月31日には庁舎隣のはあとホールで500人規模の全国集会を開催し、再稼働同意をしている美浜町長への抗議も含め、闘いの意志を示す」と、全参加者の怒りを表明し、雨天を突いた抗議行動をひとまず締めくくった。
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