[2023_12_27_01]稲岡町長 行政の「見える化」進める 人口減、早期に計画見直し(中日新聞2023年12月27日)
 
参照元
稲岡町長 行政の「見える化」進める 人口減、早期に計画見直し

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 24日の志賀町長選で当選した稲岡健太郎町長が26日、金沢市駅西本町の中日新聞北陸本社を訪れた。稲岡町長は「行政をブラックボックス化せず、政策の決定過程を公開することで利権主義や金権政治、談合政治から決別する」と意気込みを述べた。 (井上靖史)

−千票差がついた。勝因は
 3人の候補で一番若く、組織票はなかったが、地道に草の根から支持を広げた。春の県議選でも同じ戦い方をし、2度目で結実した。国会で政治とカネが問題視され、数の力や組織政治に批判の目が向いていることも追い風になった。

−応援してくれなかった町議が多数派を占めている
 自分も元町議。互いを知っており、個々には敵でも味方でもない。議会の中身が見えない状態も一部あったので、議論の過程をもっと公開するよう訴え、公開の場で対等に議論したい。

−入札制度はどう改革する
 指名競争入札に参加する業者の選定基準が明確でないのが問題。恣意(しい)性が入らないよう正したい。制度設計して新年度中に改革したい。自身も本業は建設業。参加するか思案している。

−選挙戦で掲げた町民による町長評価制度とは
 参考にしたのは大阪府寝屋川市。無作為に発生させた番号に電話をかけ、「評価しない」が「する」を上回った時にどうするかという制度だ。間に合えば次の議会にも条例提案したい。

−志賀原発の再稼働是非は
 化石燃料に頼り、電気代も高騰している現状では再稼働はすぐにするべきだ。

−人口減少対策をどうする
 子育てと教育にかかる費用を行政が補助し、精神的な不安、経済的な負担を減らし、人を呼び込みたい。社会の変化が早いので、町の羅針盤である第2次総合計画(2026年度まで)を作り替えようと思う。本年度末にも第3次作成に着手したい。
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