[2023_09_01_02]ラジオフランス:西村カリン記者【ALPS処理(汚染)水放出に関して】(SHIN∞1_毎日、官房長官会見ウォッチ(望月記者中心)2023年9月1日)
 
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ラジオフランス:西村カリン記者【ALPS処理(汚染)水放出に関して】

 2023/9/1 午後
RF西村「福島第一原発の処理水について、確認だが処理水放出の実施に対して、中国がとった日本の水産物の輸入禁止措置は、日本政府にとって、想定外と理解してもよいか」
松「中国を含めた国際社会に対して、日本政府として、科学的根拠に基づき丁寧に説明をしてきたところであるが、現在の中国の輸入規制に対する措置については、即時の撤廃について申し入れを行っているところである」

RF西村「想定外であるかどうかを聞いている」
松「想定外であるかどうかということに関する答えに関しては、これはあの…(メモがくる)…昨日、総理も言ったように、各国に対して、先ほど申し上げたとおり、理解を得るべく努力をしてきたところであるが、政府として、処理水の放水を行うことによって、様々な動きがあることを想定し、しっかり対応できるように800億の基金などの準備してきた。様々な用意した対策も十分に活用しながら、水産業を守るために、政府として努力を続けていきたいと考えている」

RF西村「例えば、その放出の方法が選ばれた理由は、技術的にも現実的にも簡単であることと専門家が判断したが、例えば、コスト面で海へ放出の費用は、運転費用も、それをしっかり見れば、他の方法より安いかもしれないが、いわゆる、風評被害の対策のために必要な予算などを含めれば、数十年に渡って決算できないくらいとんでもない金額になってしまうリスクもある。処分方法を決めた際、外交面の問題も深刻さとか想定しなかったのは、情報収集や議論が不十分だったと思われるが、官房長官の意見は?」
松「2021年の基本方針決定前の専門家による検討の場やご意見を伺う場では、水産、風評の専門家や関係省庁、消費者団体、小売流通団体、自治体、地元住民等、幅広い方々に参加をいただいて意見を頂戴するとともに、書面による意見募集においては、4000件以上のご意見が寄せられており、こうしたことも踏まえて、2021年4月の関係閣僚会議にて海洋放出の基本方針を決定したところである」

RF西村「漁業者とかに聞いたら”想定外だった”けど、彼らからすると、本当にビックリした措置だが、ただ政治家からすると、外交官とかあるいはインテリジェンスとか、中国がそこまで厳しい措置を取るのは想定できたはずだが、なぜできなかったということは知りたい」
松「まず、中国の対応については、先ほど申し上げたとおり、即時の撤廃に向けて申し入れを行っているところである。そして海洋放出の決定にあたっては先ほど申し上げたとおり、各方面の専門家にご意見をいただきながら、海洋放出に対しての方針を決定したということであるし、これも先ほども申し上げたが、対応に対する基金もしっかりと積みながら、必要な施策をとってきた」

RF西村「福島第一原発の処理水をめぐって、岸田総理は何度も”丁寧な説明する”と言うが、一度も記者会見を開かない。最近は、ちゃんとした記者会見でもないし、ぶら下がり会見でもない、よく分からない形の総理の記者クラブ向けの記者会見があるらしいが、なぜ海外メディアも含めて、多くの記者が参加できる記者会見を開かないのか。何か恐れてることがあるのか」
松「…(メモがくる)…基本方針決定以降、ALPS処理水の処分の必要性、海洋放出を選択した理由、安全性の確保、基金等による風評対策など、地元をはじめとする皆さまに対して、政府をあげて説明、意見交換を行ってきた。また、先ほど来申し上げているとおり、国際社会への丁寧な説明や情報発信にも取り組んでいる。ALPS処理水の海洋放出にかかる日本やIAEAの科学的根拠に基づいた取り組みに対し、幅広い地域の国々から理解、支持の表明が行われ、国際社会の的確な理解が確実に広がりつつあると考えている。従来から行ってきたとおり、岸田総理をはじめ政府一体となって引続き、こうした取り組みも含めて、説明、情報発信に取り組んでいきたいと考えている」

RF西村「海外向けの記者会見お願いします」
松「総理の記者会見に関しては、総理室の方の判断かと思うし、広報官の方にお尋ねください」

ほとんど質問に答えてない…
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