[2023_08_21_01]浄化設備ALPSで処理水約2トンが漏えい 移送用のホースから<福島第1原発の1週間>(東京新聞2023年8月21日)
 
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浄化設備ALPSで処理水約2トンが漏えい 移送用のホースから<福島第1原発の1週間>

 2023年8月21日 06時00分
 東京電力福島第1原発では、汚染水を浄化処理する多核種除去設備(ALPS)で、処理済みの水を移送するホースに亀裂が入り、約2トンの処理水が漏れる事故があった。東電が10日、発表した。
 東電によると、漏れたのはALPSで処理後の水を保管タンクに運ぶ前に一時的にためるタンクの敷地。タンク周辺に降った雨水が外部に流れ出ないように設けた囲いの内側で、囲いの外への漏えいはないという。
 亀裂があったホースは6月に2回使用。囲い内側にたまった雨水の測定で、処理水と同等のトリチウム濃度が検出された。ホースの梱包材をカッターで切った際、傷つけた可能性がある。ALPSの運転は続いており、汚染水の処理作業に影響は出ていない。
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