[2023_07_19_01]高温ガス炉の核燃料を共同開発へ 原子力研究開発機構、英研究所と(東京新聞2023年7月19日)
 
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高温ガス炉の核燃料を共同開発へ 原子力研究開発機構、英研究所と

 日本原子力研究開発機構は19日、英国と実証を進める次世代原子炉「高温ガス炉」に使う核燃料を、英国立原子力研究所と共同開発すると発表した。英政府は、2030年代初めに英国内で実証炉の運転開始を目指しており、機構は原子炉本体の基本設計にも加わる。
 高温ガス炉は、炉心の冷却に水を使う一般的な原発(軽水炉)と異なり、ヘリウムガスを使う。核燃料もセラミックスで覆われて耐熱性が高いなどの特徴がある。発電と同時に高熱が取り出せ、水素製造や製鉄などへの活用も期待される。
 機構は英国と20年に共同研究を開始。茨城県に保有する高温ガス炉「高温工学試験研究炉」で蓄積した技術を英国側に提供する。
KEY_WORD:岸田首相_次世代-原発_検討指示_: