[2023_07_07_09]大間原発 「早期に建設再開」 Jパワー新社長ら町訪問(東奥日報2023年7月7日)
 
参照元
大間原発 「早期に建設再開」 Jパワー新社長ら町訪問

 大間町に大間原発を建設している電源開発(Jパワー)の菅野等(ひとし)新社長らが6日、就任あいさつのため町役場を訪れ、野崎尚文町長や町議と懇談した。菅野社長は2024年後半に開始を予定している同原発の安全強化対策工事や、目標とする30年度の運転開始に向け「大間原発は私どもの事業の中で最大プロジェクト。適合性審査に対応し、できるだけ早く建設再開を目指す」と語った。
 同町を訪れたのは、菅野社長と前社長の渡部肇史(としふみ)代表取締役会長、藤田隆司大間現地本部長ら計5人。冒頭のみ公開した懇談のあいさつで、菅野社長は審査の長期化について陳謝。一方で「日本のエネルギー業界にとって原子力は不可欠。大間にはプルトニウムの利用という大きな使命がかかっている」と強調した。
 懇談後の取材で、地震データに関する入力ミス事案について、データ入力や各審査の書類作成の過程を見直したことを原子力規制委員会に報告した−と説明。その上で「安全強化対策工事や運転開始への影響はない」との認識を示した。野崎町長は「建設の早期再開と運転開始に向けて取り組んでほしい」と期待を寄せた。
 菅野社長らは同町を訪問後、佐井村と風間浦村も訪れた。菅野社長と渡部会長は6月28日付で就任した。
     (川越真也)
KEY_WORD:大間_断層深さ誤入力_:OOMA_: