[2023_07_04_07]処理水放出 “安全性の周知徹底は時間が必要” 公明 山口代表 (NHK2023年7月4日)
 
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処理水放出 “安全性の周知徹底は時間が必要” 公明 山口代表

 福島第一原発にたまる処理水を夏ごろから海に放出する政府の方針をめぐり、公明党の山口代表は、海水浴シーズンは避けるべきだとしたみずからの発言について、科学的な根拠に基づく安全性の周知徹底を図るには一定の時間が必要という趣旨だと説明しました。
 東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水を基準を下回る濃度に薄め、夏ごろから海への放出を始めるとした政府の方針について、公明党の山口代表は先に海水浴シーズンの放出開始は避けるべきだという認識を示し、野党の一部から放出が安全でないと認める発言だなどと批判が出ています。
 これについて山口氏は記者会見で「科学的な根拠に基づいて客観的に放出が安全だと内外に発信し、浸透を図るためには一定の時間が必要だ。安全性についてではなく周知徹底のための時間が必要だと申し上げている」と説明しました。
 その上で「処理水の蓄積は先送りできない課題だ。政府は安全性を説明し、放出開始のタイミングを総合的に判断してもらいたい」と述べました。

 自民 世耕参院幹事長「風評広める言説は厳に慎むべき」

 自民党の世耕参議院幹事長は、記者会見で「科学的な知見に基づいてしっかりと行っていくことが重要で、科学的なデータなどに基づかない風評を広めるような言説は厳に慎んでいかなければいけない」と述べました。
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