[2023_06_15_07]実質増収3億7500万円 深浦・風力発電 20年間の税見込み(東奥日報2023年6月15日)
 
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実質増収3億7500万円 深浦・風力発電 20年間の税見込み

 2024年2月に大型風車19基で商業運転開始を予定する深浦町北部の風力発電事業について、町は14日、20年間で見込まれる町の固定資産税収入を15億〜16億円と明らかにした。税収増に応じ地方交付額が減額されるため、増収が15億円なら75%に当たる11億2500万円が減額され、実質的な増収分は3億7500万円となる。
 町議会一般質問で吉田満町長らが今勝吉議員(無所属)の質問に答えた。
 固定資産税収入の試算は、事業主体のグリーンパワーインベストメント(GPI、本社東京)によるもの。
 事業は、GPIや東北電力が出資する合同会社による「グリーンパワー深浦風力発電事業」(設備容量7万9800キロワット)。同町北金ケ沢から追良瀬にかけての民有地の山林などで、10月の試運転に向け工事が進められている。
 一方、GPIは町と覚書を交わし、農林漁業や地域活性化のため、24年度末から毎年4千万円を20年間、計8億円を町に寄付することになっているが、この寄付金収入は交付税減額にならないという。
    (三国谷啓)
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