[2023_06_05_05]福島第一原発3、4号機の排気筒解体へ 放射線量調査の準備始まる<福島第一原発の1週間>(東京新聞2023年6月5日)
 
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福島第一原発3、4号機の排気筒解体へ 放射線量調査の準備始まる<福島第一原発の1週間>

 東京電力福島第一原発では3、4号機の排気筒解体に向けた放射線量調査の準備作業が31日、始まった。
 排気筒は高さ約120メートル。2011年3月の事故時、3号機格納容器の破裂を防ぐため、容器内の汚染蒸気の排気(ベント)に使われた。3号機からの溶融核燃料(デブリ)の取り出しに必要な設備の用地確保のため、25年度までにすべて撤去する。
 準備作業では、排気筒の根本に放射性物質の飛散を防ぐ囲いを設け、1センチの穴を開ける。穴から測定器具を挿入し、排気筒内部の放射線量を調べる。
 東電によると、3、4号機排気筒周辺の空間線量は平均で毎時0.65ミリシーベルト。1、2号機排気筒周辺の同7.6ミリシーベルトよりも低い。
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