[2023_05_29_01]処理水海洋放出巡り 国がデータを集約したWEBサイトを立ち上げへ(福島)(福島放送2023年5月29日)
 
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処理水海洋放出巡り 国がデータを集約したWEBサイトを立ち上げへ(福島)

 福島第一原発の処理水の海洋放出計画を巡り、海水や魚などの調査結果を分かりやすく公表するため、国がデータを集約したWEBサイトを立ち上げることになりました。
 これは経済産業省が、流通や外食業界の関係者向けに開いたシンポジウムで説明したものです。
 このシンポジウムはALPS処理水に含まれるトリチウムの知識や、海洋放出の安全性を広めるために開かれ、過去2回の中では分かりやすく迅速な情報発信を求める意見などが上がっていました。
 そこで経産省は、海水や魚など国のモニタリング調査の結果を分かりやすく公表するため、データを集約したWEBサイトを立ち上げることになりました。
 また、水産庁は原発の北側と南側で取れた魚など年間およそ180検体を検査し、結果を出来るだけ早く公表する方針です。
 資源エネルギー庁山口雄三さんは、
 「いろんな方々に安心してもらうというところでは、数値であったりとか科学的根拠というのが非常に大事だと思っています」
 「皆さんにより分かりやすいようにですね、理解していただけるようにご説明を繰り返し取り組んでいきたいと思っています」と話しました。
 国と東京電力は2023年夏ごろまでに処理水を薄めて海に流す計画で、経産省は今後も状況に応じてシンポジウムの開催を検討することにしています。
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