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珠洲市震度６強 見附島の一部崩れる 金沢市でも住宅被害
　05月06日　11時48分
　５日に震度６強が観測された珠洲市の観光名所、見附島では斜面の一部が崩れ、市は崩落の危険性があるとして立ち入りを禁止にしています。
　その形から軍艦島とも呼ばれる見附島は岸から島まで踏み石が並べられ、引き潮の時間帯には島の近くまで歩いて行くことができます。
　しかし、５日の震度６強を観測した地震で斜面の一部が崩れ、珠洲市は崩落の危険性があるとして地震直後から島の近くに続く踏み石の道を封鎖して立ち入りを禁止にしています。
　見附島では去年６月の震度６弱を観測した地震でも斜面の一部が崩れる被害がありました。
　三重県から訪れていた観光客の男性は「鳥や地形が好きで、月曜日から能登半島を回っていました。きのうは鳥の鳴き声を聞きながらどこにいるんだろうと見ていたら、急にまわりが揺れ出したので、すぐに身をかがめて揺れがおさまるのを待ちました。怖かったです。夜は近くのホテルに泊まったのですが、寝ている間も何回か余震で起こされてなかなか眠れませんでした。もともと考えていたルートも崩落などで行けなくなり、悲しいです。きょうはホテルをキャンセルして、これから帰ろうと思います」と話していました。

　【金沢市でも住宅被害】
　５日の能登地方を震源とする地震で震度４を観測した金沢市でも住宅の外壁が剥がれ落ちるなどの被害がでました。
　５日午後３時前に起きた能登地方を震源とする地震の影響で、金沢市小坂町では鉄骨４階建ての住宅の外壁が２階から４階部分にわたって剥がれ落ちているのが確認されました。
　金沢市危機管理課によりますと、けが人はいなかったということですが、剥がれ落ちた外壁の影響で隣接する住宅のエアコンの室外機などが破損したということです。
　すぐ近くにある消防団の団員の男性は「目の前の道はふだん通学路なので、けが人がなくてよかったです。余震もあるので、さらに崩れないか心配です」と話していました。