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低レベル受け入れ 島根分3カ月先送り
　日本原燃は28日、中国電力島根原発から搬出する低レベル放射性廃棄物の受け入れを、6月から9月に延期すると明らかにした。今年2月、同原発などから搬出する際に放射能を評価する装置のプログラムに誤りがあったと公表。それ以降、原子力規制委員会への説明に時間を要し、中国電側から9月へ延期するとの連絡を受けたという。
　原燃によると、中国電を含む複数の電力会社で、搬出検査装置の放射能評価プログラムに誤りが発覚。6月に島根原発から低レベル放射性廃棄物736本を埋設センター（六ヶ所村）に受け入れる計画としたが、プログラムの誤りに対する電力側から規制当局への説明が長期化。原因や再発防止といった説明になお時間を要す見通しで、受け入れの3カ月先送りを決めた。
（佐々木大輔）