[2023_04_22_01]処理水海洋放出、7月以降か 海底トンネル、6月末完成目指す(福島民友2023年4月22日)
 
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処理水海洋放出、7月以降か 海底トンネル、6月末完成目指す

 東京電力福島第1原発で発生する処理水の海洋放出方針を巡り、放出が始まるのは7月以降となる可能性が高まった。東電は21日、放出用に掘り進めている海底トンネルについて、6月末までの完成を目指していると発表した。工事完了後は原子力規制委員会による使用前検査を受ける必要があり、政府が見込む「春から夏ごろ」の放出開始は夏以降になる公算となった。
 東電によると、第1原発の沖合で行われている海底トンネルの本体工事は21日現在、放出口の部分を除く全長約1.017キロのうち約1.008キロまで掘り進められた。早ければ22日に本体の掘削が終わる見通しだという。
 東電はその後、トンネルの出口に当たり、「ケーソン」と呼ばれる放出口周辺約20メートルの範囲を慎重に掘り進めていく計画だ。トンネルの掘削が完了した後も、使用した重機の引き上げやトンネル内の整備などに一定の時間を要することが見込まれている。
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