[2023_04_21_05]処理水の安全性検証 軽産相「情報発信を」 IAEAに(東奥日報2023年4月21日)
 
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処理水の安全性検証 軽産相「情報発信を」 IAEAに

 東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に関し、西村康稔経済産業相は20日、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長とオンラインで会談し、IAEAが進める安全性の検証について「国際社会に向けて透明性の高い情報発信をお願いしたい」と要請した。
 IAEAは日本政府の依頼を受けて検証しており、西村氏は「厳正に進めていただき感謝している。IAEAの評価は国内外の理解を得る上で非常に重要だ」と強調。グロッシ氏は「どのようにコントロールされた形で放出されるのか、意見を交わしたい」と述べ、近く日本を訪れ対面で会談することにも意欲を示した。
 経産省によると、この日の会談でグロッシ氏からは、検証に対する経産省や東電などの対応に対して前向きな評価があったという。
 IAEAは、放出前に包括的な報告書をまとめる見通し。政府は春から夏ごろの放出開始を見込むが、中国とロシアが共同で「深刻な懸念」を示すなど反発や慎重意見もある。
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