[2023_04_17_06]フィンランドで世界最大級の新型原発 営業運転開始 (NHK2023年4月17日)
 
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フィンランドで世界最大級の新型原発 営業運転開始

 ヨーロッパでおよそ15年ぶりとなる世界最大級の新型の原発が16日、フィンランドで営業運転を始めました。ヨーロッパではドイツが「脱原発」に踏み切ったばかりで、原発の新設を計画するフランスやイギリスなどと対応がわかれています。
 営業運転を始めたのは、フィンランド南西部にあるオルキルオト原発3号機で、最大出力は160万キロワットと世界最大級で、フィンランドの電力需要の14%を担えるということです。
 ヨーロッパで新たな原発が稼働するのはおよそ15年ぶりとなります。原子炉はフランス企業などが手がける新型炉で、独立した4つの緊急冷却装置や溶け落ちた核燃料を冷却する「コアキャッチャー」と呼ばれる設備など、最新の安全対策を備えているとしています。
 しかし2005年の建設開始の後さまざまなトラブルが相次ぎ、運転開始は当初の計画から14年と大きく遅れました。
 ヨーロッパでは気候変動対策やエネルギー危機を受けて原発を活用しようとする動きが広がり、フランスが新たに6基の原発を建設する計画を打ち出しているほか、イギリスやポーランドなども原発の建設を目指しています。
 一方でドイツが15日、すべての原発の運転を停止して「脱原発」を実現するなど、対応はわかれています。
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