[2023_02_28_04]トルコ南東部で再び地震、政府対応への批判高まる 大震災から3週間(ロイター2023年2月28日)
 
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トルコ南東部で再び地震、政府対応への批判高まる 大震災から3週間

 [オスマニエ(トルコ)/イスタンブール 27日 ロイター] - トルコ南東部で27日、マグニチュード(M)5.6の地震があった。震源の深さは6.15キロ。当局によるとこれまでに1人が死亡、110人が負傷。少なくとも29棟の建物が倒壊し、がれきの下に閉じ込められている人々の救出作業が行われている。
 トルコ災害緊急事態対策庁(AFAD)によると、5万人を超える死者を出したトルコ・シリア大地震発生から3週間の間に新たに4回の地震が発生し、M5─6の規模の余震が45回観測された。
 トルコでは6月に大統領選と議会選が予定されており、エルドアン大統領はこの日、今月6日の大地震で大きな被害を受けた南東部のアディヤマン州で行った記者会見で、政府の対応に欠点があることを認めた上で、悪天候などの理由で効率的に作業を進めることができなかったと説明し、住民に理解を求めた。
ただ国内では地震に対する政府の対応への批判が高まっており、週末にはサッカーの試合が行われたスタジアムで観客が政府の退陣を求め叫び声を上げたほか、イスタンブールで行われたデモの鎮静化に機動隊が出動する騒ぎがあった。
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