[2023_02_22_07]青森・六ケ所村の再処理工場でIAEAの監視が一時中断 部屋の照明が消えてカメラで見えず 球切れ把握も交換せず(青森朝日放送2023年2月22日)
 
参照元
青森・六ケ所村の再処理工場でIAEAの監視が一時中断 部屋の照明が消えてカメラで見えず 球切れ把握も交換せず

 六ケ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で1月、照明が消灯したために、IAEA=国際原子力機関の監視が一時中断されました。日本原燃は事態を重く受け止め、原因究明と再発防止策を、原子力規制委員会に報告することにしています。
 再処理工場では、原子力の平和利用の観点から、IAEAが査察カメラで重要な機器を常時監視しています。
 日本原燃によりますと、使用済み核燃料をせん断機に供給するための部屋で、1月28日午前10時から、2時間ほど照明が消えたため、それに伴い査察カメラによる監視が中断されました。
 調査の結果、照明11灯のうち3つが球切れで、残る8つは分電盤の点検のため消灯したということです。日本原燃は、2017年に最初の球切れを把握していましたが、市場に在庫がなく調達が困難だとして、交換していませんでした。

 【日本原燃の担当者】
 「IAEAによります監視の一時中断という事態を起こしてしまいまして、大変申し訳なく思っております」
 原子力規制委員会は22日、監視が一時中断された事態を審議、日本原燃に対し原因究明と再発防止策を3月22日までに報告するよう求めました。
KEY_WORD:六ケ所_IAEA_核監視できず_:ROKKA_: