[2023_02_03_10]放射線影響研究所 2025年度に移転へ(NHK2023年2月3日)
 
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放射線影響研究所 2025年度に移転へ

 広島市にある放影研=放射線影響研究所は、広島大学の霞キャンパスに建設する新たな研究施設へ2025年度に移転する計画となりました。
 放影研は、原爆の放射線による健康への影響について研究する、日米両政府が共同で運営する施設です。
 老朽化などを理由に、広島市南区の比治山公園から同じく南区にある広島大学の霞キャンパスに移転することになっていましたが、2日、計画の概要が明らかにされました。
 それによりますと、現在、霞キャンパス内にある建物を撤去し、その敷地に新たな研究施設を建設するということです。
 施設は10階建てで、延べ床面積が7700平方メートルとなり、1階は広島大学も利用するということです。
 来年度・2023年度に着工して、2025年度に移転する計画です。
 放影研の丹羽太貫理事長は「国内だけでなく世界的に研究費が少なくなり、研究がやりにくくなる中、大学と広範な協力態勢ができると考えている。放影研にとって大事な移転だ」と話しています。
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