[2022_12_26_01]原発「60年超」見据えた新ルール案、電力各社から質問相次ぐ…規制庁が意見交換会(読売新聞2022年12月26日)
 
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原発「60年超」見据えた新ルール案、電力各社から質問相次ぐ…規制庁が意見交換会

 原子力発電所の「60年超」運転導入を見据えた安全規制の新ルール案について、原子力規制委員会事務局の原子力規制庁は26日、電力各社と意見交換会を開いた。各社からは、新ルールの導入で審査がどう変わるのか確認する質問が相次いだ。
 原発の運転期間を巡る現行ルールでは、運転開始から40年で規制委の運転延長の審査に合格した場合に限り最長20年の延長が認可される。一方、新ルールは30年以降10年以内ごとに各社が施設の劣化を管理する長期計画を策定し、規制委が計画を認可する仕組みだ。
 意見交換会では、長期計画への記載内容や、運転開始から50年時点での劣化評価などについて質問が出た。規制庁は新ルールへの移行に「1〜3年」かかるとの見通しを示し、規制委の杉山智之委員は「何を示せば安全につながるか、事業者自身で考えてほしい」などと話した。
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