[2022_12_22_10]国の基本方針で県内の原子力関連施設は(NHK2022年12月22日)
 
参照元
国の基本方針で県内の原子力関連施設は

 青森県内では、大間町の大間原発、六ヶ所村の再処理工場やMOX工場、それにむつ市の中間貯蔵施設など、多くの原子力関連施設の建設が進められています。
 これらの施設の多くは、原子力発電所の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出して再び燃料として使う「核燃料サイクル」の中核施設です。
 むつ市の「中間貯蔵施設」は、原発から出る使用済み核燃料を一時的に保管。
 そうした使用済み核燃料から再利用できるプルトニウムを取り出すのが、六ヶ所村の再処理工場。
 再処理工場に隣接する核燃料工場では、取り出したプルトニウムからMOX燃料と呼ばれる核燃料を作り、そのMOX燃料だけでも発電が出来るのが、大間町の大間原発です。
 こうした一連の「核燃料サイクル」ですが、再処理工場は、当初は1997年に完成予定でした、これまでに完成時期を26回延期。
 核燃料工場も7回延期。
 そもそもいずれの施設も未完成です。
 そのうえ、再処理工場が稼働しない影響もあり、全国の原発で使用済み核燃料がたまり続けていて、運転できなくなるおそれも指摘されています。
 国は今回まとめた基本方針で、こうした事実上止まったままの核燃料サイクルを「推進する」としています。
KEY_WORD:再処理_完工26回目延期_:MUTSU_RECYCLE_:OOMA_:ROKKA_:中間_貯蔵施設_福井県外_: