[2022_10_22_05]柏崎・刈羽だけでない、原発には見込みがない、廃棄物処理もできない 再稼働に断固として反対を訴える…菅井益郎氏のスピーチ(2) とめよう!東海第二原発20年運転延長・2024年9月の再稼働はゆるさない! 10/5(水)第51回日本原電本店抗議行動の報告 (その3)(5回の連載) とめよう!東海第二原発首都圏連絡会(たんぽぽ2022年10月22日)
 
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柏崎・刈羽だけでない、原発には見込みがない、廃棄物処理もできない 再稼働に断固として反対を訴える…菅井益郎氏のスピーチ(2) とめよう!東海第二原発20年運転延長・2024年9月の再稼働はゆるさない! 10/5(水)第51回日本原電本店抗議行動の報告 (その3)(5回の連載) とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

 ◎ そして昨年の4月には規制委員会は柏崎の核燃料物質の移動を禁止すると、つまり、柏崎・刈羽原発は許可が出るまでは運転停止だという命令が出たわけです。
 もちろんその前に、2011年から止まってるわけですけども、規制委員会が安全だと言って運転を認可してですね、さらには経営的にも問題ないと言って認可した。
 にもかかわらずそういった問題が出てきたために柏崎原発は全く止まったままになったわけであります。

 ◎ その原発を岸田内閣はなぜか突然ですね、再稼働。ロシアによるウクライナ侵攻でエネルギー危機が生じた。そしてこのエネルギー危機の中で原発を動かさなくてはならないと。安全かどうかではないんですね。
 さらに東京電力はですね、先月になってこのどうしようもいない6,7号機も含めてですね、安全審査を通ってるんだからと言ってこの原発を動かすことを前提に来年度の4月からの大手の企業に対する電気料金の算定までしてしまっている。いったいこれはどういうことでしょうか。動くかどうか分からない。
 規制委員会は内閣がそう言ったからって我々は中立に立って検証を進めるんだと。
 「まだ運転などできる状態じゃない」と更田さんも新しい委員長も言ってますけども、そういう中でもう、柏崎の7号機の運転を前提とした電気料金の新たな算定までしている。これはいったいどういうことでしょうか。
 本当に2007年以降の問題、それから2011年3月11日以降の問題、柏崎のIDの不正利用の問題からさまざまな事故の問題。トラブルは全くそのまま残されてるわけでありまして、本質的な問題は解決されてない。
 防潮堤はつくりました。しかし防潮堤の下の地盤が液状化を起こす、とこれはもう彼らも認めているわけでありまして、そういう中でどうして柏崎・刈羽の再稼働を認められるのか。
 その再稼働を前提として大企業向けの電気料金を安く設定する。今まで考えていたものよりも安く設定すると言って。
 で、一般の人たちの不満を抑えるために家庭用の電気料金は上げないんだ、と言っておりますけども分かりません。こういうですね、彼らはどんなにお金がかかっても電気料金の操作をしてそれを回収できるというシステムを持っている。ここが問題なわけですね。
 さらに今また新たにいろんな対策をするために、核物質防護の対策をするために580億円が必要だと。
 それを2025年までかけて核物質防護の設備をつくると言ってますけど、これも電気料金に全部上乗せすることが前提となってましてね。
 これはどこから徴収するのか、それは一般家庭から取るに決まってるんです。大企業、大口の電気料金からは取らない、家庭から取るのが一番利益が上がる。
 こういったようなことを許してはならないと思います。
 柏崎・刈羽だけでない、原発にはもう見込みがない。廃棄物処理もできない、再利用もできない、これからの見通しが無いまま再稼働を許すということはあってはならない。
 我々はこれに対して断固として反対を訴えてますし、これからもみなさんの協力を得ながらさらに強い反対運動を行っていきたいと思います。
  (その4)に続く
(「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」10.14MLより転載)
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