[2022_10_12_06]川内原発1・2号機 運転延長へ始動 九電「延長」を規制委に申請(鹿児島放送2022年10月12日)
 
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川内原発1・2号機 運転延長へ始動 九電「延長」を規制委に申請

 40年の運転期限が迫る川内原発1、2号機について。九州電力は12日、運転期間の延長を原子力規制委員会に申請しました。
 川内原発は、1号機が2024年に、2号機が2025年に運転開始から40年を迎えます。
 運転期間は原則40年ですが、原子力規制委が認めれば最大20年の延長が可能で、九電は去年10月から申請に必要な特別点検を進めていました。
 九州電力は12日午後、会見を開き原子力規制委に対し1、2号機ともに運転期間の延長を申請したことを明らかにしました。
 申請に至った理由について九電は、特別点検を実施した結果、原子炉容器などに異常は認められず、「20年延長したとしても健全性が確保されると確認できた」としています。
(九州電力鹿児島支店 立地コミュニケーション第2グループ 芦谷竜門 グループ長)
 「特別点検につきましては、入念に実施したというところではありますし、積極的に情報公開していくことで、フェイストゥフェイスのコミュニケーションを継続しながら、理解活動をしていきたい」
 運転延長を巡り、県は原子力政策に批判的とされる学識者を委員に加えた分科会を設置し、運転延長の是非について独自で検証を進めています。
 取材に応じた塩田知事はー。
 (塩田知事)
 「九電のそうした動きを見据えて、今年の1月から分科会で検証作業をしておりますので、規制委員会の方での審査の判断の前に、間に合うように分科会での議論を進めていきたい」
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