[2022_09_21_05]「海洋放出ありきではなく」福島・宮城の生協が処理水放出に反対訴え 4万超の署名を国に提出(テレビユー福島2022年9月21日)
 
参照元
「海洋放出ありきではなく」福島・宮城の生協が処理水放出に反対訴え 4万超の署名を国に提出

 福島第一原発にたまり続ける処理水について、宮城や福島の生活協同組合などが共同で、海への放出に反対する署名を国に提出しました。
 宮城県生活協同組合連合会・冬木勝仁代表理事「処理水は海洋放出を行わず、関係者・国民の理解が得られる別の方法で処理することをお願いします」21日、経済産業省や東京電力を訪れて署名を手渡したのは、福島や宮城の生協や宮城の漁業組合です。集まった署名はおよそ4万2千筆で、「原発の廃炉や復興に向けた取り組みは国民の理解と信頼のもとで進めるべき」などと、訴えています。
 原発の処理水をめぐっては、政府と東電が県漁連に対し「関係者の理解なしにはいかなる処分もしない」と書面で回答しています。署名ではこの点についても触れ、「約束を反故にして決定した」と指摘しています。
 署名を受け取った経産省の担当者は「懸念の声に耳を傾け、安全と風評の対策に取り組む」と話しました。
 冬木勝仁代表理事「まず処理水の海洋放出ありきではなくて、いろいろな選択肢を探していくのも国の責任ではないかというようなことを言わせていただいた」政府と東電は、処理水を来年春にも海に放出する計画を進めていますが、県内外で反対や懸念の声は依然として根強いままです。
KEY_WORD:汚染水_:FUKU1_:廃炉_: