[2022_09_15_01]原発処理水濃度が一時的に上昇 基準値を超えた水はタンクに保管し、再浄化する方針(日刊スポーツ2022年9月15日)
 
参照元
原発処理水濃度が一時的に上昇 基準値を超えた水はタンクに保管し、再浄化する方針

 東京電力は15日、福島第1原発の汚染水を浄化する多核種除去設備(ALPS)で処理した水の放射性物質濃度を測定した結果、ストロンチウム90が国の基準値の約3倍だったと発表した。その後の測定では基準値を下回ったため一時的な現象とみているが、原因は分かっていない。
 東電によると、7月28日に採取した水のストロンチウム90の濃度が1リットル当たり93ベクレル(基準値は30ベクレル)だった。処理工程の途中までは濃度が順調に低下していたため、原因は工程の後半にあるとみている。8月4日に採取した水は2・7ベクレルだった。
 基準値を超えた水はタンクに保管し、再浄化する方針。ALPSは他に5系統あり、汚染水の浄化には問題がないとしている。東電は来年春ごろに処理水の海洋放出開始を目指している。(共同)
KEY_WORD:汚染水_:FUKU1_: