[2022_07_15_03]柏崎刈羽原発 36%の運転員が原発の運転経験なし 長期間停止で (NHK2022年7月15日)
 
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柏崎刈羽原発 36%の運転員が原発の運転経験なし 長期間停止で

 新潟県中越沖地震から16日で15年です。この地震や福島第一原子力発電所の事故のあと、長期間にわたり運転を停止している東京電力・柏崎刈羽原子力発電所では、全体の3分の1にあたる運転員が原発の運転経験がなく、技術の向上などが課題になっています。
 最大震度6強を観測した新潟県中越沖地震の影響で、新潟県にある柏崎刈羽原発では、変圧器で火災が起きる被害などがあり、一時、1号機から7号機までのすべての原子炉で運転できなくなりました。
 その後、一部の原子炉は運転を再開しましたが、平成23年に福島第一原発の事故が起き、すべての原子炉が運転を停止した状況が続いています。
 東京電力によりますと、柏崎刈羽原発では長期間にわたり運転が停止している影響で、266人の運転員のうち、全体の36%にあたる97人が原発の運転経験がないということです。
 このため東京電力は、人材育成のため、ほかの電力会社の原発に運転員を派遣し、研修などを行ってきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、この2年間は取りやめているということです。
 さらに、一連のテロ対策の不備の影響で、再稼働に向けた手続きが進んでいた7号機では、再稼働の見通しが立たない状況で、運転員の技術の向上などが課題となっています。
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